昨日、車を運転していたら、目の前を何かが飛んでいるので、
え?と思ったら、2㎝に満たない、糸のように細いショウリョウバッタでした。
まだ赤ちゃんと言ってよいくらいのひよひよさながら、鮮やかな緑色。
いったい、どこからどんなタイミングで車に乗ってきたのかしら。
謎です。
ともかく捕まえて外へ放してやらねば、と思うのですが、
そういう時に限って、信号にも引っかからないんですよねぇ。
結局、目的地に着いてから、姿を探すも見つからず。
けれどもこの気候で、窓を閉め切った車の中に置き去りにすれば、
ミイラになるのは必定。
で、しつこくあちこちのドアを開けつつ探していると見つかりまして、
無事、お好み焼き屋さんの植え込みに放すことができました。
バッタの赤ちゃんにとっては、予想外のお引っ越しだったことでしょう。
最近、しいたけ占いのしいたけさんのリツイートでこのブログを知り、
そこから興味をもってくださったお客さまが続いています。
とてもありがたいです。
が、同時に、ちょっと不安でもあるんですね。
ブログのイメージと生身のわたしの印象に乖離があったら申し訳ないなあ、って。
元々、ブログを始めたのは、占庭やそこの占い師であるわたしを知っていただいて、
それで「違うな」とか「行ってみようかな」と判断してもらえたらいいなあと
思ったからなので、等身大の自分を書いているつもりではあるのです。
でも、知らず知らずにちょっとエエカッコしてたりするかもしれないですしね。
ガッカリさせてしまったら悪いなあ、という不安もあるわけです。
ですので、おいでになったお客さまに、
「イメージちゃうやん!ってことはなかったですか?」と訊ねましたら、
みなさん、そんなことないですよ、と笑顔で言ってくださって、ホッとしたり。
いや、ほんと、ありがとうございます。
しいたけさんつながりでおいでになるお客さまは、みなさんやさしいです。
それは、しいたけさんの占いとキャラクタによるものなのでしょうね。
でね、考えたんです。
わたしがお客ならば、占い師のわたしに観てもらいたいやろか? って。
うーーーん、、、どーーーかなあ~~~~
というのが正直なキモチです。
でも、
イヤ! 絶対行かない!
とも思わないかなあ。
その時の訊きたい内容によるかなあ、と思いました。
あ、だから、ウチのお客さまは、ほかの占い師さんのところへも行かはるんやね、
と気づきもしました。
信頼してないっていうのではなく、
「こういうことは、あの人に訊きたい」と思うっていうことですね。
なるほどなあ。
これは、全然違う話なんですけど、わたしが乳飲み子を育ててるころ、
大きいスーパーのベビー用品売り場で、月に一度、無料の育児相談がありましてね。
年配の保健婦さんが来られて、身体測定と育児に関する相談をできたんです。
あ、いまは、保健師さんって言うのでしたね。
子どもの身長や体重の伸びがよくないと、母親というのは心配になります。
お乳が足りてないんじゃないか?
成長が遅いんじゃないか? って。
身体測定で一喜一憂する新米ママたちに、その保健師さんは、
「相撲取り育てるわけじゃなし、プロレスラー目指すわけじゃなし、
大丈夫よ~」
と、いつもニコニコしてらっしゃいました。
それを聞くと、
ああ、ほんとやなあ。
お相撲さんほど大きくなっても、それはそれで困るかも。
なんて思うのも、未熟な母親の自分勝手な考えなんですけれど、
ちょっと力が抜けて、安心したりもしたのです。
その保健師さんが、すごく知識のある、頭の切れる保健師さんであったかどうか、
なんてことはわからないんですよ。
けれども、とても信頼していました。たぶん、多くの人たちが。
ゆったりとした器というか、懐というか、安心感があったんですねぇ。
慣れない育児で不安だらけの母親を受けとめるプロであったのだと思います。
その保健師さんと同じようになりたいと思うのは、厚かましい話ではありますが、
無名の、大したことない占い師であるわたしもいつか、
「相撲取り育てるわけじゃなし」というようなことを
占いを通して言える人になれたらなあ、と。
うん、野望ですね。これは。