京都 四条高倉の占庭から

大学でしゃべってきました

四条大橋から見下ろす鴨川べりの川床の撤去も終わり、

次なる京都観光のピーク、紅葉シーズンがひたひたと迫ってきています。

いろいろと追われておりまして、気づけば10月も半ば。

もう半月ほどもブログを更新してないことにも気づきました。

数少ないありがたい読者のみなさま、ごめんなさい。

 

一昨日、お招きいただき、名古屋の某大学へ行ってまいりました。

思えば、新幹線で名古屋入りしたのは35年振り、かな。

京都から、なんとたったの35分なんですよねぇ。速っ!

時間だけ考えたら、京都ー大阪の移動と同じくらいです。

こんなに近いんや~ 新幹線めっちゃ速いな。

と小学生みたいな感想を抱きつつ、地下鉄を乗り継ぎ到着しました。

 

今回、大学へ伺ったのは、月イチでいろんな職業の社会人を招いて、

2時間のゼミ講義を開いておられる先生からお誘いがあったからです。

内容は「キャリア」について。

堅いお仕事に就いておられる社会人の見本のような方から、

わたしのような世間的には胡散臭いと思われがちな占い師まで、

幅広く話を聴いてみよう、という取り組みのようです。

ありがたいですよねぇ。そういう場へ呼んでみようと思いついてくださるなんて。

もちろん、その先生は、見ず知らずというわけではなく、気心の知れたというか、

家族ぐるみのおつき合いもある貴重な知人です。

 

20名ほど学生さんは、みなさんスーツ姿。

それは、外部講師に対する礼なのだそうです。

わたしなんかは、却って、それで恐縮してしまいますけれどね。

もうほんまにお気楽に聞いていただけたらいいや、というキモチですから。

男女比率は7:3くらいで、男子が多めでした。

うーーーーむ。

おそらくは自分の親よりも高齢であろうオバチャン占い師の話に、

彼らがどこまで興味をもてるのだろうか・・・・

長時間、話を聞かされる学生さんたちが、少々気の毒に感じてしまいました。

けれども、みなさん、とてもまじめに聞いてくださって、ありがたかったです。

きっとね、眠いところもあったと思うんですよねー

 

途中でデモ占いをする時間があったのですが、この時ばかりは、

みなさん、たいへん興味を示してくださって、

占い師に占ってもらうのって、おもしろいやん。

と感じてくださったのではないかなー と思います。

もうそれだけで、今回の目的は果たせたかな、とわたくし的には感じています。

 

ユニークな質問もちょうだいして、とてもたのしかったです。

みなさま、ほんとうにありがとうございました。

 

終了して、数名で懇親会を開いてくださったのですが、

そこでは、ざっくばらんな話や、占いの続編などもあって、

和やかに、たのしい時間を過ごさせていただきました。

学生さんと飲んで話す機会は、ここ数年、めっきり減ってしまっていたので、

とても新鮮でした。

 

一応、ザックリした原稿も作っておいたし、

先生がパワポも用意してくださっていたので、ふつうに喋れるだろう、

と思っていたのですが、学生さんの硬い表情を見て、こっちまで硬くなってしまい、

最初はなんかギクシャクした話し方になってしまったのが、心残り。

関西の学生さんとは、ノリが違う、ということを実感しました。なるほどー

 

その日、目指すキャンパスは最寄駅からすぐそば、ということで、

そんなに歩かないだろうと、あまり履きなれていない靴で向かったのですが、

乗り換えの際に、結構な距離を歩くことになり、靴ずれができてしまってですね。

キズパワーパッドを貼っても痛かったので、これはもう靴下だな、

と思って、懇親会前にコンビニでソックスを買おうとしたら、

冬用の分厚いあったかソックスしか売っていなくて。

でもまあ、しょうがないと思って、それをレジに持っていき、

「すぐに履きますから」と言うと、インド系とおぼしき男性店員さんが、

「今日は寒いですね~」

とにこやかに言いながら、ナイロンの留めを力任せにちぎってくれました。

いや、そこはハサミで切ろうよ、と思ったのですが、

とても感じのいい店員さんで、気持ちよかったです。

 

ああ、いい一日だったなあ~

貴重な体験をさせていただきました。

やっぱりなんでも「やってみる」っていいですね。

ちょっと世界が広がります。