京都 四条高倉の占庭から

「芋たこなんきん」が終わりました

「猛烈」な勢力に発達した台風が近づいています。

関西はそれほど影響はなさそうだなー とのんきに構えていましたが、

予想進路がどんどん南下してきていて、え、直撃もありそう? な感じに。

最も近づくのは月曜日らしいので、明日、日曜日はお店を開けられると思います。

大きな台風は怖い。大雨も暴風も恐ろしい。

どうぞみなさま、ご用心くださいね。

 

昨日、ヨーガ教室の終わりに残暑の話題になって、

「なんかもう暑いのに飽きましたね」と言うとみんなに大笑いされました。

暑い暑いと言うのにも、汗をぬぐうのにも飽きたのですが、

なにより夏服に飽きたのが大きいかも。

もう同じ夏服を順繰りに着ていくのに飽きてしまったんですねぇ。

そろそろ長袖を着たい、という気持ちになっています。

冬の終わりには、もう寒いのに飽きたと思い、

セーターを着るのはもうイヤだ、とうんざりしていたことも覚えてるのに。

日本には四季があるからこんな気持ちになるんでしょうね。

しかしながら、春と秋のちょうどよい季節はどんどん短くなってきてますでしょ。

四季というよりは、二季で、その間にちょっとした過渡期がある、

くらいの様子になってきてる気がします。

これも地球温暖化のせいなんでしょうかね。

 

といつもにも増して、どうでもいい話をしていますね。すみません。

今日は朝ドラの「芋たこなんきん」の再放送の最終回でした。

いつもは録画しておいたものを見ているのですが、

素晴らしいドラマを見せていただいた感謝をこめまして、正座でリアタイ。

ぽろぽろと泣きながらも、さわやかな気持ちになりました。

カメオで、田辺聖子さんご自身と秘書の方がちらりとお出になっていて、

それもうれしくてねぇ。

お二人ともオシャレされていて、それはそれはいいお顔で、

キラキラ光っておられました。

こうして映像で残るっていいなあ、としみじみ思いました。

 

SNSで「すばらしい人生賛歌のドラマでした」と流れてきて、

まさに、まさにと膝を打ちました。

誰だって、生きてたら大変なこともつらいこともあるのが当たり前。

けれども、なんとかがんばって、時にはやぶれかぶれにもなりながら生きていれば、

陽が射すこともあり、しんどかったなあ、しかしようがんばったなあ、

と思える瞬間もあるんですね。

大きなことを成し遂げなくても、何も残せなくても、

命が消える日まで、自分の器で精一杯生きたらええんやで、

と肩をポンポンと叩いてくれるようなドラマでした。

 

人生賛歌って言葉、とんと目にすることがなくなっていたなあ、

ということに、今朝、気づきました。

「人生は素晴らしい」なんて言われても、そりゃあ恵まれてる人にはね、

とうそぶきたくもなります。

要するにいまの時代にはそぐわないというか、

全然ウケない言葉になっていたんでしょう。

そういうことを体感しにくい時代のなかに生きているということかもしれません。

そんな時代だから、再放送のこのドラマが新鮮に思えたんでしょうか。

 

とにかく毎朝見るのが朝ドラです。

今後もその時代に添った人生賛歌を見せてもらえたらな~ 

NHKさん、お願いしますね。