気が合って、価値観もほぼ同一、性格も似ていて、
全然、ケンカにならない。
わたしたちって、ピッタリ!
そういう相手と結婚したら、しあわせに暮らせそう。
と思うものですが、そうとは限らないのが「結婚」ってもので。
趣味の仲間などでしたら、そういう相手、ベストですよね。
そう、それくらいの距離感の人間関係ならば、ということなんですね。
結婚って、どんなにしあわせに暮らしている夫婦でも、
一生、なーんのトラブルにも巻き込まれず、不幸にも見舞われず、
順風満帆でハッピー、なんてことはあり得ません。
思いもよらぬことが降りかかってくるんです。必ず。
そういうときに、タイプが似すぎていると不得手なことも同じなわけで、
ふたりともが苦手とする困難に遭遇したならば、
お手上げ状態になってしまいます。
夫婦って、健やかなるときも病めるときも、
お互いを励まし合い、いたわり合い、助け合って、
人生の荒波を乗り切っていかないといけないんですよねぇ。
同じような個性の持ち主同士の心地よさだけでは、
厳しいときもあるわけです。
お互いの得意分野と苦手分野が違うと、
トータルでの守備範囲が広がるし、対応のバリエーションも増えます。
運命共同体として、より機能するようになるわけです。
もちろん、そこには「違う」相手へのリスペクトが最重要。
ほんとにここが一番大事!
「違う」を否定するのではなくて、
ぶつかりながらおもしろがれたら最高ですね。
特に、お子さんをお持ちになったとき、
少々価値観がズレてるご両親を見て育つ方が、
お子さんにとっては、自然に多様性を体感できていいかもしれないですよ。
自分なりに、どっちが良いか考えたり、選んだりする訓練になりますし。
まったく違う環境で育った男女が一生を共にするんです。
そりゃあ、いろいろありますよね。
ふたりで力を合わせて乗り越え、乗り越え、
うん。まあまあ、よかったんちゃう?
って思えたら、めっちゃハッピーな生涯やと思います。
占いでは、まったく違う個性の人同士の相性が、
実は最も良いとされています。
ズレや凸凹は、悪いことではないんですよ。