自分でも、つき合っている相手がダメだとはわかっているの・・・・
そう思いながら、なかなか別れられないのが、人情ってもんでもあります。
本気で「もうあかん。この人はほんまにあかん人」とわかっていても、なお。
ダメな男に引っかかっている人は、男は星の数ほどいるんだということを
うっかり失念されています。
男なんてなんぼでもいるんですよ。
執着するから見えないだけで、もっといい人がうじゃうじゃ生息しています。
ダメな女に引っかかっている人も、
でも、自分にとって唯一無二の女なのかもしれない・・・
と、思いたい。
もしくは、これを逃したらもう後はないんじゃないか、と思う方もあるようで。
そんなことないから!
女だって星の数ほどいるんです。
敢えて不幸に導く女を守り続ける義理はないのです。
と申しますと、
星の数ほどの中からどうやって選べばいいんですか?
と訊ねられたことがあったのですが、そこは占いで、
あなたはこれこれこういうタイプの方と縁があるので、
そういう風な人と出会ったら、あ、この人かな?
と思ってみてください、とお答えするしかありません。
でも、たぶん出会えばわかるんちゃうかなあ~
と、わたしは思っていますけれどね。
男を見る目のない人、女を見る目のない人は、
結構、自覚のある人が多いです。
自分はどうもそのへんの見る目がズレているらしい、って。
それならば、つき合おうかなと思う人ができたとき、
いい恋人がいる友人や、幸せな結婚をしている知人とか、
家族に、まずは相手の人を見てもらいましょう。
そこで、恋の紗がかかってない判断を仰いでみるのもひとつです。
その時点で「なんであの人なの?」と問われたら、
ちょっと立ち止まって考えてみる。
でも、これは初期段階でしか通用しないので、どうぞお早目に。
異性を見る目がないと言われる人は、基本的に加算方式なんですね。
「この人のここがいい!」「ここが素敵!」
と、他の人にはない部分をどんどんプラス査定していく。
問題点の減点はおざなりなんですね。
そして、相手の想いに応えたい、というお気持ちも強い。
ま、わたしは、こういう人、好きですけどね。善意の人なので。
けれども、こと恋愛結婚ということになると、
そのまま加算だけを続けていけないわけですよ。
つき合ってから、結婚してから、減点が始まります。
ああ、こんなところはあかんわ。
もうちょっと、ここは勘弁してや。
って。
今さらに始まるリアル判定です。
そこで「ダメ決定!」となっても、基本的な加算意識と、
相手の気持ちを善意に推しはかってしまう性は根強い。
でも、ここはいいところだから・・・・
ほんとはやさしい人だから・・・・
となんとか肯定しようとしてしまいます。
モメる勇気がなかったり、お人よしすぎると、
元々は好きな相手ですから、なかなか切れない。
結局は、ダメな相手のいいようにされてしまうわけですねぇ。
うーん、イケマセン。
そういうのをね、昔からこう言うんです、
腐れ縁。
やっぱり腐ってちゃだめですよね。
食あたりしますもん。
ダメな相手からは「一目散に逃げる」。
これ、鉄則なんです。
傷つけるとか、傷つくとか、そんなこと考えてはダメ。
相手は暗黒物質だと思いましょう。
のまれたらおしまいです。
本気で相手選びに失敗したな、と気づいても、そこで諦めないことです。
もちろんそれが結婚後であれば、簡単に離婚はできません。
周囲に迷惑もかけるし、たいへんな労力も要ります。
なので、結婚前に見定めてほしい。
ズルズルなんとなく同棲や結婚をしてしまわないこと。
わかりましたか?
腐った縁に未練は禁物です。
どうぞ上手に、加点減点をしてくださいね。
そして、自分も相手からそれをされているということも自覚してください。
その自覚が背筋を伸ばしてくれます。
ご自身が気高くあれば(これはプライドが高いのではないのよ)、
まずだめんずは寄りつきません。
笑顔で、気高く、あたたかく。
サウイフモノニ ワタシハナリタイ
で、いきましょう。