ものすごくデリケートで気を遣うタイプの人は、男女を問わず多くおられます。
傷つくこと、傷つけることに非常に敏感。
自分がされてイヤなことは、他人には絶対されません。
だから、そういうことをヘーキでやってしまう人が信じられない。
なんというデリカシーのなさ!
想像力の欠如!
頭悪いんじゃないの?
と、全身で否定したいけれども、それをする自分をゆるせないので、
ひたすら耐える。
くたびれます。とても。
そうして、自分を傷つけない、同じように繊細な人を好きになりがちなんですが、
それはベストチョイスとは言えないんですよねぇ。
ご自身がガマンに慣れていて、それを相手に気取られない自信があると、
相手の人も、もしかしたら、ほんとはイヤなのにガマンしてくれてるんじゃ?
こっちを気遣って、断ってくれたのかも・・・・
ついうがった見方をしてしまいます。
ほんとはこうだけど、こう考えるのを見越して、こうしたんじゃないの?
裏の裏を読み、その裏にまで神経を廻らせ、どんどんややこしくなっていきます。
繊細な人同士がその応酬を繰り返すと、そりゃあ疲弊してきますよね。
お互いを思いやり合ってクタクタになってしまうなんて、
すごくナンセンスなようですが、ありがちなことなんです。
デリケートな人の恋人や結婚相手は、
あんまりデリカシーのない人を選ばれた方がいいと思いますよ。
単純で、何を考えているのかが、顔や態度にダダ漏れでわかりやすい人が相手だと、
「ホントはこう思ってるんじゃないの?」疑惑を持たなくて済みます。
それだけで、かなりラク。
そのデリカシーのなさに傷つくことも、もちろんあるわけですが、
そういう傷つき方は、案外慣れてくるもんです。
相手に悪意がなく、いやいや、
悪意どころかとても大事に想ってくれてるわけだから、
もー、腹立つわー
くらいでゆるせるようにもなってきます。で、その内、
もー、腹立つわー
って言えるようにもなってくる。
相手のデリカシーのなさに、気を遣うのがバカらしくも感じてきます。
結局は、そういう人といることで、いろいろとラクになってくるわけです。
なので、デリケートな人は、
単純でホットな人をお選びになるといいと思うんですよ。
いろいろわかってくれる人は、却ってしんどいです。
理解しようとがんばってくれる人よりは、
よくわからないなりに、たっぷりの愛情とわかりやすい表情をくれる人が、
ベストなんじゃないかと思う次第です。