長い間考え、迷ってもいたのですが、来年の3月20日あたりで占庭を畳むことにしました。
2年ごとの賃貸契約の更新が3月に来ますので、ここを潮時と決心しました。
第一の理由は、片道1時間半くらいかかる通勤がつらくなってきたことです。
コロナの時期は電車も空いていたのですが(コラコラ)、いまは通勤も通学も観光客もフルなんですよね。
ありがたいことにお客さまには恵まれていて、赤字続きなんてことはないんです。
2011年にオープンして13年目。当初の決意通りに、値上げをせずにやってこられました。
心より感謝申し上げます。
占庭を始めたときは、どんな大赤字でも2年はやめない! と、2年継続が目標だったのです。
それが途中で移転もしながら、ここまで続けることができて、わたくしとしましては上出来も上出来、うれしい大誤算といってもよいくらいです。
けれども、当初まったく考えに入れていなかった老化がですね、現実問題として立ちはだかってきたわけです。
こちらはうれしくない誤算でありました。
しかしながら、なんとか自分で折り合いをつけていくしかありません。
ムリしてお店を続けるよりは、勇気をもって畳み、占いの仕事自体をマイペースで続けていくほうがよいだろうと考えました。
占い師という仕事をわたしは天職と思っていますので、こちらをやめる気持ちは全然ありません。占庭を始める以前のように、個人的にお会いして占うデリバリー占い師に戻る、というイメージです。
店舗を持たないことで身軽にもなるので、イベントやマルシェなどは、却って参加しやすくなると思います。
メール占いや、電話、リモートでの占いも続けます。
タロットレッスンも占いと同じように大好きなので、やめてしまいたくはないんですよね。こちらは占い以上に場所の問題がありますので、おいおい考えていきたいです。
と前向きに書いてはいますが、お店をやめてしまうのは、とっても淋しいです。
長いおつき合いになったお客さまもたくさんおいでになります。
占庭という「場」があるからこそ来てくださっていた方もおられるはずなのです。
ほんとうによいお客さま、生徒さんに恵まれ、ありがたい13年間でした。
閉店まで、あと4か月ほどありますが、早めにお知らせしようと思ったのは、そういったみなさまにきちんと感謝を伝えたいということと、今後のことをお話しする期間を作っておこうという気持ちからです。
例年、1~3月というのは、年始めで占い店は繁忙期になります。
その時期に閉店が重なるので、いつも以上に忙しくなるかもしれません。
と考え、タロットレッスンの新規受付けは年内で締め切りとさせていただきました。
また、年内受付の場合も、レッスンが期間内に終えられるように通っていただける方に限りお受けいたします。
どうかご理解くださいますようお願いいたします。
閉店までの約4か月。
いままで通り、たのしく心をこめて占いますね。