京都 四条高倉の占庭から

結婚式のススメ

昔は芸能人の結婚というと、テレビ中継があったりして、

そりゃあもう華々しいものでした。

どんなにお金がかかっても、その放映権でペイできるくらいだから、

きっと視聴率もよかったんでしょうね。

花嫁さんの衣裳だけじゃなく、参列者のファッションも見てみたいもんだし。

それがいつごろからか地味婚流行りに。

入籍をファクシミリで通達するだけになったかと思うと、

最近じゃあ、ウェブサイトで報告するって人がほとんどでしょう。

そうなると、ただでさえ結婚式費用に頭が痛い一般人は、

 そうそう、そんなんでエエのよ

 めんどくさいし、もったいないやん

と、どんどん結婚式離れしていってるように思います。

占庭には未婚の女性もたくさんおいでになるんですが、

「結婚はしたいけど、結婚式はどっちでも・・・・」

という方、多いです。とても。

 

残念ですねぇ。

わたしは結婚式絶賛推進派なので。

 

なぜ結婚式を挙げたほうがいいと思うのか?

の理由はいっぱいあるんです。

世間一般に言われているように、

 花嫁衣裳は着ておくべき。

 たくさんの人の前で誓い合ったことは、後々のストッパーになるよ。

 親孝行(祖父母孝行)と思って・・・

ということも、ありますが、一番のおすすめポイントはそこじゃないんですねぇ。

 

結婚式って、ものすごくハッピーな場ですよね。

結婚されるご当人、ご家族のみなさま、親しい知人・友人、

みんなが、

 おめでとうぅぅぅ!

と祝福するためだけに集合するわけですよ。

そりゃあ、中には、ご祝儀がキビシイよ、とか、

休暇を取るのが難儀で・・・・という方もおられるかもしれないけれども、

基本的に、お祝いしたいから出席するものでしょ。

結婚式に招かれるって、うれしいこと。

幸福のお裾分けをいただけますからね。

わたしはたいがい、というか毎回、結婚式ではもらい泣きしてしまうんですけど、

そこには、パートナー、家族、友人、上司・同僚・部下など、

誰かに対する愛が溢れてて、自然にうるうるしてしまうからなんですね。

その場には、

 ああ、ほんとにしあわせになってほしいぃぃぃ

という、あったかい気が充満しています。

帰り道ではだれもが、ああ、いいお式だった、、、、

としあわせな気持ちでいっぱいになる。

その場に立ち会えてよかったな~という、トクベツな幸福感に包まれます。

結婚式を挙げるということは、そんな素敵な場や時間を

自分の大切な人たちに提供する側になれる、ということなんです。

自分たちが祝福され、しあわせになるのを見届けてもらうというよりか、

自分たちの大切な人たちみんながハッピーになる日をつくれる、

ということ。

そんなこと芸能人ならまだしも、一般人が、

自分の結婚式の他でできる機会があるかしら?

なかなかないですよ、そんなチャンス。

だからね、

 そんな素敵なこと、しないなんてもったいない!

と思うわけです。

 

もちろん、白無垢やウエディングドレスなども、ぜひ着てみてください。

一生に一度です。

思いっきり非日常です。

その日が旬です。

男性だって、こんなときくらいしか、タキシードなんて着られません。

似合おうが似合うまいが、着ておきましょう。この際。

 

今の時代、結婚式や披露宴のカタチはさまざまです。

会費制の人前式などにすれば、費用はかなり軽減できます。

やりようはいくらでもありますよ。

おふたりで話し合って、自分たちらしいお式を実現してほしいなあ。

ほんと絶賛オススメ。

 

ぜひ結婚式は挙げましょう!