京都 四条高倉の占庭から

ほんとうにこの相手でいいのかしら?

朝晩、急に気温が下がるので、ちょっと、、、待って、待って、、、、

という気持ちになりませんか?

昼間はエアコンが要るくらいですのにね。

うっかり風邪をひいてしまわないよう、お気をつけください。

 

先週末、

「あ、この光景、ひさしぶり~」

と思ったのが、これから結婚式にお呼ばれなの、

という出で立ちの若い人を見かけたときのことでした。

そろそろ結婚披露宴も再開されてるということなんですね。

行きつけの美容院でも、今年は結婚式を始め、パーティは軒並み中止、

卒業式、入学式も簡素化、もちろん謝恩会もなしで、

着付けやセットがまったくなかった、と嘆いておられました。

来年の成人式はどうなるのか、それがいまから心配、とも。

占いのお客さまからも、新型コロナの影響についてはいろいろお聞きしていますが、

ほんとうにさまざまなところで、打撃を受けてらっしゃいます。

今後、世の中がどう変わっていくのか、未だに見えませんね。

 

さて、その結婚式ではなくて、「結婚」についてのお話です。

出会って、お互いに好意を持ち、交際が進んで、結婚が見えてくる。

ここまでは、みなさん、だいたいとても前向きなのですが、

いよいよ結婚へ向けて現実的に話を進める段階になると、失速しがちです。

そこで出てくる不安が、

「ほんとうにこの人でいいんだろうか?」

「もしかしたら、もっと自分に合った人がいるんじゃないかしら?」です。

それは、自分だけじゃなく、相手に対してもお考えになることがあって、

「ほんとにわたしでいいの?」という気持ちが湧いてくることもあるんですね。

 

この不安、結婚前だけではなくて、結婚後だって、

「ほんとうにこの人でよかったんだろうか?」

「わたしでよかったと思っているのだろうか?」

に変わってついて回ることもあります。

 

これねー 答えなんて出ないですよね。

そりゃ地球上には77億だかの人がいるわけで、その中でベストな人と添う、

と考えると、それは不可能だな、としか思えません。

一生の内に知り合える人の中で、と考えたって、膨大な数。

迷う気持ちも、後悔に似た気持ちになるのもわかるけれど、

それを考え始めたら、そこから抜けられなくなるんじゃないでしょうか。

 

結婚に何を求めるかも、人によって違うので、

何を「決め手」とするか? については具体的に表せないのですが、

わたしのなかに、ふんわりした答えはあります。

「ひとりで生きていくより、この人と一緒のほうがよさそう」

と思えるかどうか、かなと。

 

もちろん、長い間には、ひとりのほうがマシだったよ、

とガックリくることも出てくるかもしれません。

けれども、振り返ったときにトータルで、

 わたしひとりの人生よりも、この人が一緒でよかったんちゃう?

と思えたら、じゅうぶんだと思うんですよねー

 

たぶんね、誰と結婚したって100%満足ってわけにはいかないですよ。

それはお互いさまで、不平不満もありながら、それでも愛やら情があり、

助け合って生きていけたら、いい夫婦になれるんじゃないでしょうか。

 

あ、それから、結婚後についてですが、結婚してしまうと、

相手に対してどんどん減点が始まってしまうので、

加点することを意識しておかれたらいいと思います。

相手に加点していくことで、実は自分もハッピーになれるんですよね。

お互いがそうできたら、そのカップルは無敵だと思います!