京都 四条高倉の占庭から

クモと梅の話

ここのところ、お客さんや生徒さんから、

「ブログ読んでます~」

と言われることが続き、

「どうでもいい話とクモの話ばっかりでほんとにすみません、、、」

とヘドモドしてしまうのですが、この期に及んで、

まだクモについて書いておきたいことがあるのです。

あ、しつこい? しつこいですよね? けどちょっとだけなのでご勘弁を。

 

卵から孵化しても、大半が天敵にやられてしまい、成長するのはごくわずか、

ということだったのですが、さもありなんという思いです。

家の外ならば外敵がおりましょう。

しかしながら、あんな糸をくちゃくちゃっとしたような、

文字通り吹けば飛ぶようなクモの赤ちゃんを捕食してどうするのよ、

という気持ちになります。

あれ、栄養なんてないでしょ。

けどまあ、野生の世界はそういうものなのかもしれません。

で、家の中ならどうかというと、こちらもニンゲンがいます。

のしのし歩くニンゲンは、気づかず踏んでしまうこともあるでしょう。

踏んでしまったことすら気づかないと思います。

でもって、もっと大きな天敵がいます。

それは掃除機。

薄茶色のものすごく細い細い糸のような赤ちゃんクモは茶色い床にいたら

まず認識できません。

これはもう避けようがないです。

なので、赤ちゃんクモは生まれたらすぐに床から壁へと移動するように、

遺伝子に書き込んでもらいたい。

それだけで延命率はグッとUPするに違いないと思うのですよ。

てなことをここ数週間考えていました。

これにてアシダカグモの観察日記は終わりにします。

数少ない読者のみなさま、ありがとうございました。

 

そして、もうひとつ(また占いとは全然関係ない話で恐縮ですが・・・・)。

今年、初めて完熟梅のピュレを作ってみたのです。

いままで梅酒を漬けたことは何度もありました。

だけど、わたし、梅酒を好みません。

それならなぜ? と思われるでしょうが、周りに飲む人がいたのと、

甘すぎなければわたしも飲みたいと思うんじゃ? という出来心からです。

しかしながら、青梅の味が好きではないわけですから、

漬かった後の青梅をどうするのがよいのか? がまた難題です。

ということで、長く梅しごとから遠ざかっておりました。

 

ところが去年、息子の伴侶であるHちゃんが、自家製梅シロップをくれまして。

それを夫がたいそう喜んで飲んでいたので、

 あ、梅酒じゃなく、梅シロップならアリなのか!

と思い、久方ぶりに青梅を買いました。

やっぱりこういうことをするのはたのしい。

と思っているところへ、ネットで今井真実さんの「梅ピュレ」のレシピが

流れてきました。

こちらは青梅を追熟させて、完熟梅にしてから作ります。

完熟梅。

それは未知なるモノ。

なになに、いい香りがすると? まるでアプリコットのようですって?

といとも簡単にまた梅を買いに走りました。

 

追熟の作業は初めてなので、調べまくりました。

新聞紙に広げて、少しずつ黄色くなっていくのを見守り、

色づいてきた梅の匂いをかいでは、

 おおおおお、なんという甘美な香り、、、、

と感動。

もう半日待ったほうがよいか? いや、もう一日?

と迷うことすら楽しい。

そしてレシピを参考に、自分好みの味にできました。

ええ、ええ、もんのすごくおいしいのです。

そうか、わたしは梅が苦手なのではなく、青梅が苦手だったのか、、、、

ということがわかりました。

満足。超満足。

たくさんできたので、ジャムの空き瓶に詰めた残りは、

ジップロックで冷凍しました。

これは来年も必ずや作りたい。

周りの人たちにも激推ししておりまして、誰に頼まれてもいないのに、

もはや梅ピュレの伝道師のようになっております(笑)

 

レシピはこちらです

note.com