京都 四条高倉の占庭から

衣笠さんの「わたしの住む街」

六月晦日は夏越祓(なごしのはらえ)。

茅の輪くぐりはしていませんが、昨日、フライングで水無月は食べました。

この時季、京都はどこの和菓子屋さんにもできたての水無月が並んでいて、

とてもうれしい。

とにかく水無月が大好物なもので。えへへ。

 

それにしても、もう一年の折り返しなんですね。

あっという間の半年でした。

これからやってくる暑さに負けず、後半もがんばろ。

 

以前に、ギャラリーでインタビュー記事を展示されていたことを

このブログで紹介したのですが、覚えてらっしゃいますでしょうか?

個展を開いた衣笠さんという女の子が、その後も京都でコツコツ、

インタビュー記事を書き続けてらして、それがとても素敵なのですよ。

なんかね、どんどん文章の腕も上がってはるなあって感じるんですが、

「わたしって上手いでしょ?」臭がまったくないんです。

彼女がお話を聴いている場に、たまたま居合わせて、

なんとなく一緒に耳を傾けている、というような気持ちになる文章。

やっぱり、人柄って滲んでくるものなのですね。

 

この「わたしの住む街」は、現在、5話分がUPされていて、

すでにわたしの中では、つづきが待ち遠しいシリーズになっています。

次に彼女が「気になった」お店はどこだろう、ひとはどんな方だろう、って。

多くの方に読んでいただきたいなあ。

 

www.plus1-one.co.jp

 

どうですか?

京都へ遊びに来たくなりませんか?

 

親子で 家族で 占い

 

カレンダーを見て、

ああ、まだ水無月を食べていない、、、、と焦る6月も末。

 

6月の占庭はおかげさまで忙しく過ごさせていただきました。

ありがとうございました。

7月はあれこれイベントが決まっていまして、

今月とはまた別の忙しさが待っている感じです。

初めてのことだらけなので、ワクワクとドキドキに心配も混じっていますが、

やってみなければわかりませんしね。

自分なりに準備をしたなら、あとは出たとこ勝負です。

 

先日、このブログで告知しました神戸のbearhoffさんでのおでかけ鑑定は、

予想外のスピードで満員になってしまい、びっくり。

ほんとうにありがとうございます!

こちらのイベントは店主の美栄さんにおんぶに抱っこ状態で、

わたしはお店に伺って、いつものように占うだけ、というお気楽さ。

早々にご予約いただきました15名のみなさまとお会いできるのを

楽しみにしています。

 

 

昨日の占庭は、親子でおいでになった方と、ご家族が付き添って来られた方と、

2組のご家族連れのお客さまがありました。

ご家族の付き添いの方は、心配で一緒に来られたわけですが、

半分くらいはおもしろがってらっしゃるところもあって、

わたしはこの愉快なご一家が大好きなんです。

ええ、何度かおいでになっていて、

もはやわたし自身も、遠い親戚みたいな気持ちで見守る心地です。

 

親子でおいでになる方は結構多いです。

一緒に聞きたい、という方と、別々じゃないとイヤ、という方とおられますが、

母・娘、母・息子のどちらもいらっしゃいます。

お父さんと、っていう方は、まだおられないかな。

 

反抗期の子どもさんとの会話が難しいということで、

「うちの子どもの話を聞いてやってください」と頼まれることもありました。

親子では素直に会話ができなくなってはって。

そういう子どもさんとお会いしてみると、みなさん素直でかわいいんです。

まずは

「この人は親にはチクったりしない」と信用してもらわねばならないのですが、

そこは案外スムーズなんですよ。

ちゃんと伝わるし、わかってもらえます。

子どものカンはすごい、ってことは承知しているので、こちらも真剣勝負。

そうすると、すんなり心を開いてくれて、非常にスムーズに会話がはずみます。

大人と喋りたくないわけではないんでしょう。

愛情のコーティングがかかった言葉に過敏になってしまう時期、

ということなのかもしれません。

わたしのように、縁もゆかりもない他人の占い師の言葉は、

そういうひっかかりがなくて、受け入れられやすいのでしょう。

それと、やっぱり「占い師」の言うことは、ちょっと聞いておかないとマズイ?

とか思ったりもするのかな。

 

ということで、反抗期であるなしに関わらず、

親御さんから、子どもさんと話をして、と依頼されることも多いわけですが、

親御さんの意向をそのままお話しすることはできないので、

その点はご理解いただいています。

基本的にわたしは子どもさん側の味方です。

子どもさんの話を聞いて、彼ら彼女らの希望にそう方向で考えたいと思いますしね。

でもって、その上で、大人の意見を伝えます。

もちろん、占いもバッチリやりますよ。

相性が悪くてもあきらめることはありません

昔、さだまさしさんが話してらして、なるほどな~って思ったことがありました。

大宰府天満宮宮司さんとの会話なんですけれどね。

 

宮司「ウチの娘、息子は代々苦労するんです」

さだ「どうしてですか?」

宮司「受験で失敗するわけにいかないんです!」

 

っていう話。

もし失敗しようものなら、口さがない世間の人たちは、

「ご利益ないやん!」

っておっしゃいますわねぇ、必ずや。

家業を(?)揺るがすことにもなりかねず。

いや、ほんと大変なんやなあ、、、と思いました。

 

で、ふと考えたんですよ。

占い師の子どもも縁談で失敗したら、やっぱりまずいんかしら、って。

「相性くらいちゃんと観てもらえばいいのに~」

とか言われるんやろな。

でも、親が占い師だからって、もれなく子どもが恋愛の相談をする

なんてあるはずないと思うんですけれどねー

 

が、それはさておき、この「相性」がですね、なかなかの曲者です。

友だちとしての相性がよいと、恋人としての相性がよいは、微妙に違いますし、

夫婦としてと、家族としてが、またまったく同じではないんですね。

このへんの微妙な違いというのは、ま、どうでもいいといえばどうでもよくて、

そこがどうしても気になる人には致命傷になる場合もあるのです。

えっと、わかりにくいですね。すみません。

 

結婚に際し、お互いが相手に求める優先順位がポイントになってくるわけですね。

・「家庭」を安定経営していくこと

・「家族」として信頼し合えること

・「異性」としての魅力を失わないこと

・「人」として、ともに成長できること

・「夢」の実現に協力すること

など、まだほかにもいろいろありそうですが、夫婦、家族の在り方として、

どこを優先するか、何を大切にしたいかがズレていると、

「相性」としてはよくても、よい関係を維持していくのは難しい。

難しいけれど、そこは乗り越えてもいけるとは思います。

相性がよかったら、モメない、というわけではないんですよね。

激しくぶつかりながらも、お互いを大切に思っている相互関係というのは、

夫婦に限らずたくさんあるものですし。

 

たしかに相性は大事なのですが、相性がよければ万事OK!

というわけではないということなのですね。

逆に言えば、相性はイマイチでも、イマイチなところを予め認識しておき、

そこに折り合いをつけつつ、寄り添っていけたなら、

それはそれでよい夫婦にもなれるというわけで、恋愛も結婚も、

相性ありき、で取捨選択をすることはないと思っています。

 

好きな人との結婚生活は楽しい!

だけで一生を終えられる人はいませんからねぇ。

ですので、どんなに好きな相手であっても「覚悟」はしておいた方がいいです。

何があっても、この人を一生愛せるか?

支えていきたいと思い続けられるか?

覚悟があれば、たいがいのことはなんとか乗り切っていけるんじゃないかと

思っています。

 

ということは、その覚悟がお互いにできているのであれば、

相性占いは必要ない、ってことになりますね。

あらま、占い師あがったり。

けれども、お互いに気をつける点、結婚によいタイミング、

ある程度の運気の流れを把握しておくのは、とても有効だと思うので、

占いも利用してくださいね。

と占い師としましてはお願いしたいところでありますよ。

神戸のbearhoffさんで おでかけ鑑定

この季節になってうれしいのは、水ナスが出てくること。

わたくし、昨年の夏、水ナスのとりこになりました。

なぜそれ以前に、あのおいしさを誰も教えてくれなかったのか。

生で食べられるなんて、あんなに甘くておいしいなんて、

知らなかったのよーーーーー!!

ああ、悔やまれる、悔やまれる。

私的水ナス前の数十年を思うと、惜しくてならないのでした。

 

でも、今年は早速いただきましたよ。

直売所で見つけましたからね。

これからも通います。

 

 

さて、久々の占庭おでかけ鑑定です!

神戸のとっても素敵な雑貨屋さんbearhoff(ベアホフ)の若き店主・美栄さんから

「出張鑑定、やってほしいです!」とありがたいお声をかけていただき、

とってもうれしくて、ふたつ返事で引き受けた次第です。

「みゆきさんとたのしいことをしたいから」とおっしゃってくださって、

なんともうれしいお話。

bearhoffさんのお客さまに喜んでいただけるよう、わたしもがんばりますね。

海の日に神戸なんて、なんだか遠足に行くような気持ち。

わくわくします。

みなさまもいかがですか?

 

 

☆  7月17日(月)海の日・13時~18時

☆  おひとり15分・1500円

☆ 場所・アクセスなどはこちらをご参照ください

bearhoff.com

 

ね、かわいいお店でしょ?

この写真にある小屋チックな中での占いになります。

たのしみ~~~♪

 

ご予約方法など、詳しくはこちらのイベントページをご覧ください。

 

占庭×bearhoff みゆきさんの占いin神戸☆彡

 

時間の都合上、ご予約をお受けできるのは15人限定になってしまうので、

興味のある方は、ぜひお早目にご連絡ください。

もし、当日空きがあればその場で観せていただくこともできるのですが、

その場合は、手相とタロットカードの占いのみになりますので、

ご了承くださいませ。

「焼畑農法とチューインガム」 again

ブルゾンちえみという人がいる、そして、結構おもしろいよ、

ということは巷のウワサで知ってはいましたが、

テレビで見たこともなく、どういう芸風の人なのか知りませんでした。

先日、SNSで流れてきたyoutubeに、ブルゾンちえみさんのネタがありまして、

初めて見ました。

 

そして、驚きました。とても。

だって、いろんな人にお話しもし、去年、このブログにも書いていたことが、

ブルゾンちえみさんの口からこぼれていたからです。

 

「味のしなくなったガムをいつまでもいつまでも噛み続けますかー?」

って!

 

そうかー

わかりやすい例として、長年愛用してきたフレーズだったのですが、

ありきたりだったかーーーーー、、、

というそこはかとない無念さをどうお伝えしたらわかっていただけるでしょうか。

 

というわけで、無念さを晴らすため(?) に、そのお話をagainです。

 

kyoto-uraniwa.hatenablog.com

 

焼畑農法型、なんかこう、熱い感じしますよね。

相当なバイタリティがないとやれません。

言葉として正しくは「焼畑農耕」なのだそうで、

コトバンクによる説明を読みましたら、ツッコミどころありありで、

またしても、恋との共通点について、つらつら考えてしまいました。

 

 最も原始的な農法の一つ。略奪農法の一例で,熱帯あるいは温帯の森林・原野において,樹林や叢林を伐採し火入れをして,1年から数年の短い期間作物の栽培を行い,一定の休閑期間を経て,再度その土地を利用する農耕のこと。

(中略)

森林破壊の原因とされてきたが,焼畑は特別な技術がなくとも森林や叢林を耕地化できる唯一の方法であり,また逆に地温を高め,土壌を変化させ,雑草・害虫の駆除に効果があるということがわかってきた。耕作放棄,移動の原因についても,土壌中の養分の枯渇のためというより雑草の繁茂が主要な原因であることが明らかになっている。

(ブリタニカ国際大百科事典より)

 

深読みすると果てしなく深く感じられる、この百科事典の解説。

いや、農法だってば、と自らにツッコミも入れつつ。

 

 

あ、こちらも貼っておかないと片手落ちですね。

興味のある方はどうぞ。

www.youtube.com

インタビュー記事がUPされました

おはようございます。

珍しく朝に更新です。

と申しますのも、

2週間くらい前にお知らせしていましたインタビュー記事が、

昨夜、公開されたので。

 

ライターのもっちさん、ありがとうございました!

あのまとまらない長い話を形にするのは、とても大変だったと思います。

イベントスペース「緑と星」のクラウドファンディングのリターンとして、

今回のインタビュー記事をいただいたのですが、その労力を考えると、

これだけのリターンを頂戴してよいのか、と恐縮してしまいます。

ぜひお読みください!!

と言わねばならないところなのですが、上っ面のインタビューではなく、

わたしの中身の話も多いし、写真もあるので非常に恥ずかしいです。

恥ずかしいけれど、せっかく書いていただいたのだし・・・・

とせめぎ合うわけですが、もういいトシですし、ここは羞恥を振り切って。

ただ、とても長いので、占庭とわたくしにあんまり興味ないよ、

って方には読み切れないかも。

それくらい長いです。

 

もっちさんはこんな風に紹介してくださっています。

京都・烏丸にある占いスペース「占庭」の占い師・みゆさきんにお話を伺いました。
生年月日・手相・タロットで観ていただけるのですが、足を踏み入れてみると占いスペースはまるでお部屋のよう。
これまで持っていた〝暗い・怪しい〟といった占いの印象が180度変わりました。

「占いの効能は、自分の気持ちを整理整頓して、自分が『本当はこうしたかったんだ』とか『これは嫌だと思っていたんだ』ということを理解してすっきりできることですね。」

占いにネガティブなイメージを持っている人にこそ、特に読んでほしい。そんなインタビュー記事です。

 

よろしかったらお読みください。

 

mott-izm.hatenablog.com

 

お読みくださったみなさま、ありがとうございました。

なんだかもう丸裸な気持ちですが、こんな占い師でよかったら、

どうぞ占庭へおいでください。

あなたについて、ゆっくりお話しいたしましょう。

イメージがズレていないでしょうか?

昨日、車を運転していたら、目の前を何かが飛んでいるので、

え?と思ったら、2㎝に満たない、糸のように細いショウリョウバッタでした。

まだ赤ちゃんと言ってよいくらいのひよひよさながら、鮮やかな緑色。

いったい、どこからどんなタイミングで車に乗ってきたのかしら。

謎です。

 

ともかく捕まえて外へ放してやらねば、と思うのですが、

そういう時に限って、信号にも引っかからないんですよねぇ。

結局、目的地に着いてから、姿を探すも見つからず。

けれどもこの気候で、窓を閉め切った車の中に置き去りにすれば、

ミイラになるのは必定。

で、しつこくあちこちのドアを開けつつ探していると見つかりまして、

無事、お好み焼き屋さんの植え込みに放すことができました。

バッタの赤ちゃんにとっては、予想外のお引っ越しだったことでしょう。

 

 

最近、しいたけ占いのしいたけさんのリツイートでこのブログを知り、

そこから興味をもってくださったお客さまが続いています。

とてもありがたいです。

が、同時に、ちょっと不安でもあるんですね。

ブログのイメージと生身のわたしの印象に乖離があったら申し訳ないなあ、って。

元々、ブログを始めたのは、占庭やそこの占い師であるわたしを知っていただいて、

それで「違うな」とか「行ってみようかな」と判断してもらえたらいいなあと

思ったからなので、等身大の自分を書いているつもりではあるのです。

でも、知らず知らずにちょっとエエカッコしてたりするかもしれないですしね。

ガッカリさせてしまったら悪いなあ、という不安もあるわけです。

 

ですので、おいでになったお客さまに、

「イメージちゃうやん!ってことはなかったですか?」と訊ねましたら、

みなさん、そんなことないですよ、と笑顔で言ってくださって、ホッとしたり。

いや、ほんと、ありがとうございます。

しいたけさんつながりでおいでになるお客さまは、みなさんやさしいです。

それは、しいたけさんの占いとキャラクタによるものなのでしょうね。

 

でね、考えたんです。

わたしがお客ならば、占い師のわたしに観てもらいたいやろか? って。

 

うーーーん、、、どーーーかなあ~~~~

 

というのが正直なキモチです。

でも、

 

イヤ! 絶対行かない!

 

とも思わないかなあ。

その時の訊きたい内容によるかなあ、と思いました。

あ、だから、ウチのお客さまは、ほかの占い師さんのところへも行かはるんやね、

と気づきもしました。

信頼してないっていうのではなく、

「こういうことは、あの人に訊きたい」と思うっていうことですね。

なるほどなあ。

 

これは、全然違う話なんですけど、わたしが乳飲み子を育ててるころ、

大きいスーパーのベビー用品売り場で、月に一度、無料の育児相談がありましてね。

年配の保健婦さんが来られて、身体測定と育児に関する相談をできたんです。

あ、いまは、保健師さんって言うのでしたね。

 

子どもの身長や体重の伸びがよくないと、母親というのは心配になります。

お乳が足りてないんじゃないか?

成長が遅いんじゃないか? って。

身体測定で一喜一憂する新米ママたちに、その保健師さんは、

「相撲取り育てるわけじゃなし、プロレスラー目指すわけじゃなし、

 大丈夫よ~」

と、いつもニコニコしてらっしゃいました。

それを聞くと、

ああ、ほんとやなあ。

お相撲さんほど大きくなっても、それはそれで困るかも。

なんて思うのも、未熟な母親の自分勝手な考えなんですけれど、

ちょっと力が抜けて、安心したりもしたのです。

その保健師さんが、すごく知識のある、頭の切れる保健師さんであったかどうか、

なんてことはわからないんですよ。

けれども、とても信頼していました。たぶん、多くの人たちが。

ゆったりとした器というか、懐というか、安心感があったんですねぇ。

慣れない育児で不安だらけの母親を受けとめるプロであったのだと思います。

 

その保健師さんと同じようになりたいと思うのは、厚かましい話ではありますが、

無名の、大したことない占い師であるわたしもいつか、

「相撲取り育てるわけじゃなし」というようなことを

占いを通して言える人になれたらなあ、と。

うん、野望ですね。これは。